今回からは、3.洗濯機用蛇口について からお話していきます。

 

  1. 換気扇について
  2. キッチンIHクッキングヒーターについて
  3. 洗濯機用蛇口について
  4. バルコニー水栓について
  5. ユニットバスについて
  6. 電気設備について

 


3.洗濯機用蛇口について

 

TABUCHITOTOKAKUDAI

壁からの水栓のでっぱりが少なく、見た目のスッキリ間が洗面所を綺麗に見せる商品。

しかし、電気屋さんが洗濯機を設置する際に、うまく水栓に接続できず「ポタポタポタ」と水漏れを起こしトラブルとなります。

よくホースを交換を進められますが、原因として洗濯用水栓と洗濯機の接続ホースの位置が近い等、洗濯機の接続ホースの取り廻しがうまくいかず、

洗濯用水栓と洗濯ホース接続部分が真っすぐについてない事による水漏れ

が多いです。

壁面に取り付いている洗濯用水栓は首が振らないので、洗濯機接続ホースを水栓に真っすぐの位置に合わせなくてはいけません。

洗濯機用水栓が側面にある場合や、背後にある場合や、左右、奥、手前と物件によって変わってきますので、一概には言えませんが、ホースの取り廻しがしやすい、しにくいかでかわってきます。

洗濯機側の接続ホースを束ねることが多く、束ねると円が大きくなってしまい距離間が合わなく無理やり洗濯機用水栓に強引に止めたりします。

洗濯機を設置すれば試運転と、一日水を出す状態(通常は洗濯する時に開け、終われば閉めましょう。)で確認し、水が漏れていれば購入先の電気屋さんに言いましょう。

この確認する作業を怠ると、連絡しても対応してくれない(来た現場責任者に伝えましょう)場合があります。

 

また、経年劣化によるカプラー(パッキン部分)からの水漏れも出てきます。

その様な時は、カプラーと呼ばれる部品を交換する必要があります。

部品自体は数千円程度の部品ですが、交換は業者に任せましょう。自分で少しの知識があれば、交換できますが、万が一水漏れを起こしてしまい、下階に損害を与えた場合などは、損害賠償を請求される場合もあるので、自分でするより業者を利用しましょう。

 

洗濯用水栓の通常の使用は、

洗濯機を使う時に水栓を開け、洗濯が終われば水栓を閉めて下さい。

内部パッキンの固着を防ぐのに有効となるので、使用する時だけ水栓を開け、使用なない時は閉めて下さい。

 

蛇口の先に、プラスチックの部品が出ている水栓は、万が一ホースが取れた時の為に、緊急停止弁が働き水が止まる様に出来ています。

プラスチックを押すと、水が出てきます。

最近の洗濯機用の蛇口に採用されている物です。

 


4.バルコニー水栓について

 

近年バルコニーにも水栓が付くようになりました。

こちらは、「シンク付き」「シンク無し」で別かれますが、「シンク無し」のタイプは壁面埋め込み式が付いている事が多いのでは無いでしょうか。

バルコニー水栓は、

寒い冬に「ポタポタポタ」と水漏れする事があります。

因果関係はわかりませんが、寒い日を迎えると、「ポタポタポタ」と水漏れがすると連絡される方が増えます。

今季の冬は多いのではないでしょうか。

 

あまり多くの水が漏れない様であれば、水を容器で受けてプランターで育てている花や野菜等に水を上げて下さい。

水栓とシンクが付いている住戸では、シンク内に容器を置いて水を貯めて下さい。

気になる方は、カプラー(パッキン)の交換をして下さい。

水が漏れるとどの程度の費用がかかるかですが(ベランダに限った事ではない。お風呂でも。キッチン・洗面台・洗濯用水栓の場合は早めに交換を。)、

水漏れが発生した場合、牛乳1ℓパックで朝8時~翌日8時(24時間)で一杯になる場合、70㎜×70㎜×194㎜=950,600(牛乳は1ℓ入ってないのか?)(調べたところ、たわんで丁度1ℓになるらしい)=1,000,000÷1,000,000,000(1㎥)=0.001㎥×61日(水道検診2カ月で考えると)=0.061㎥となります。

ご自身の居住されている市町村でも変わりますが、水道料金表使用料の単価をお調べ下さい。

東京23区内(東京都水道局水道料金早見表)で、家庭用13㎜配管を使用している場合、2カ月で80㎥を使用したと考えると、上水12,980円(税込み)下水10.956円(税込み)=23,936円(税込み)。

+1㎥の場合=81㎥、上水13,202円(消費税込み)下水11,143円(消費税込み)=24,345円となり、1㎥の差額が409(消費税込み)となります。81㎥台と記載しているので、1㎥未満でも差額409円(消費税込み)となります。

使用料が80,93㎥なら、金額は上乗せされませんが、80.94㎥近くであれば超える事となります。

では、カプラー取替(壁面式から出ている商品)はどの程度かと考えると、部品代3,000円程度+取付工事費30,000円(一人工)で計算+消費税=36,300円位が相場ではないかと思います。

交換代36,300円と水道代1年置いておいた場合、2,454(一年)=約14倍(交換しても14年間で元が取れる)の料金の違いがあります。

これは、ポタポタボタと漏れた水が、水道メーターを廻す場合となります。

水道メーターの特徴として、水が多く流れるとメーターが廻ります。

しかし、ポタポタポタでその程度の水道子メーターが動くかどうかは分かりません。

また、検針の日によっても変わります。

 

損益分岐点は、交換費用が高い安いで変わりますし、漏れる量、水道メーターが動く動かないでも変わります。

 

お客様が多く来られるお宅であれば、水漏れは見栄えが悪いですし、

お客様があまり来られないお宅で、バルコニーに洗濯以外で毎日プランターに水やりをしている方は漏れた水を使用する。

など生活環境により変わります。

 


次回は、5.ユニットバスについてから記載していきます。