からは、6.電気設備について その2 からお話していきます。

 

  1. 換気扇について
  2. キッチンIHクッキングヒーターについて
  3. 洗濯機用蛇口について
  4. バルコニー水栓について
  5. ユニットバスについて
  6. 電気設備について

 

6.電気設備について その1 はこちらから

 


新電力会社と契約して停電した時は。

停電には3つあると考えます。

1)地域で停電する場合

地域一体がすべてが停電になる。=送電線は電力会社が管理しているので、電力会社が修繕をします。

災害等が広範囲になる場合は、復旧まで時間が掛かり、一日以上たっても復旧されない場合もあります。

各住戸契約の新電力会社が何かする必要はありません。

 

2)マンション内(共用部分)で停電する場合

マンションで供給できる容量をオーバー(各住戸のブレーカーが遮断するので起きにくい)しない限り、また、漏電や動物が悪さしない限り停電する事は少ない。

故障すれば管理組合(管理者)が発注する電気会社が復旧する必要がありますが、他のマンションが同時に停電を起こす可能性は少ない事から、比較的早く修繕にくると思われる。

各住戸契約の新電力会社が何かする必要はありません。

 

3)各住戸で停電する場合

電気機器の使用が多すぎると子ブレーカー〈関西・中国・四国・沖縄〉、アンペアブレーカー(全体)か、子ブレーカー(各指定場所)〈北海道・東北・東京・中部・九州〉がOFFになり電気が止まる。

また、漏電でも漏電ブレーカーが止まります。

ご自身でブレーカーのON ・OFFを確認して下さい。

◇確認しても分からずブレーカーが落ちる時は(電気は使用しないで下さい)

電気屋さんに相談して下さい。新電力会社でも修繕部隊はいると思われますが、ご自身が知った業者の方が安心・安価だと思われます。

いなければ、契約されている新電力会社に連絡して下さい。

 

◇住戸内での停電の確認

室内ブレーカーがすべてONになっているかを確認。

アンペアブレーカー(関西・中国・四国・沖縄には付いていない)や漏電ブレーカーがOFFになってれば、過電流が流れているか、漏電による場合が考えられます。

子ブレーカーがOFF場合は、その一部の電気容量が多い事となるので全体で停電はしない。

 

住戸内か、共用部分か、地域か。

ブレーカーが全てONになっていれば、各戸の電気メーターの故障か、マンション側・地域側かどれか考えられます。

地域の場合、すぐにアナウンスがあるものでもないので、マンションから眺める街並みに異変が無いかの確認をして下さい。

場所によって「近隣は電気が来てるのに、自分のマンションは電気が来ていない。」と言う事は置きます。

その地域一体の送電線の端にマンションが位置する場合はあり得る事です。

台風が直撃してトタン屋根等が電線に引掛かり停電した場合、近隣は電気付いてけど自分のマンションは電気が付かない事はあります。

電力会社も復旧を急ぐ等してくれると思いますが、電線に引掛かったり断線すれば、地域一体で何らかの障害が他にも起こっている可能性が高い為に、復旧が大幅に遅れる事もあります。

また、各戸の電気スマートメーターで電力が遮断される事はなく(電気代を支払わないと遮断される場合あり)、経済産業省(計量法)でも交換時期が5~10年と定められているので、新しい物と交換されて行きます。

したがって、

停電しても、新電力会社と、従来の電力会社、あまり変わりません。

マンション共用部分側(一括受電サービス)を使用した場合は、マンション側でおこった原因を確認し修繕する必要があるので時間が少しかかるとは思われますが。

住戸内で停電していなければ、共用部分か、地域一体となるのでジタバタしても仕方ありません。停電に備えるのが一番です

災害はいつ起こるか分からにので、台風等で停電等する場合、前もって準備出来るので早めにしておきましょう。

 


次回は、6.電気設備について その3から進めて行きます。