今回からは、6.電気設備について その3 からお話していきます。

 

  1. 換気扇について
  2. キッチンIHクッキングヒーターについて
  3. 洗濯機用蛇口について
  4. バルコニー水栓について
  5. ユニットバスについて
  6. 電気設備について

 

6.電気設備について その1 はこちらから

6.電気設備について その2 はこちらから


最低限なにが必要か。

スマートフォン・携帯電話

停電時の灯かりになる。電話が出来る。メールが出来る。SNSが出来る。

停電は簡単に解消する場合も、時間が掛かる場合もあるので、スマートフォン・携帯は常に100%近い充電にしておきましょう。

 

モバイルバッテリー

持ち運びの不便な容量の大きな物もありますが、携帯出来る小型モバイルバッテリーの方が身動きは簡単です。

また、太陽光パネルで充電で出来るタイプもあるのでご確認を。

懐中電灯

最近はLEDの懐中電灯が安く売っています。LEDにより電球と比べて長く使用出来る可能性があるのと、磁石で冷蔵庫等に付ける事も出来るタイプもあるので、何処に置いた問題を解決できる商品で大変有効です。

お風呂の残り湯

電気以外ですが、マンション全体が停電する場合、水道電気以外ですが、マンション全体が停電すると水道まで出ない事があるので、最低限トイレを使用する為に、お風呂の残り湯を使用してトイレを流す事を想定して水を貯めておく。

携帯ラジオ

情報難民を防ぐために、最低限の情報を聞く事が出来るラジオが必要です。スマートフォン・携帯でも聞く事が出来ますがバッテリーの消費を考えると、携帯ラジオは必ず持っていたい物です。今では手で廻し発電するタイプのラジオもあります。

新しい乾電池と共に、家族全員が分かる様に、冷蔵庫付近にいくと全てがある状態を作る必要があるのではないでしょうか。

靴(災害時)

地震等の災害時には、室内も足の踏み場もない状態になりかねない事もあり、靴は用意しておいて下さい。

停電が長引けば、飲み水が必要となるので水は用意しておいて下さい。

お金

何か買うにはお金が必要です。

沢山もつ必要はありませんが、ある程度の現金は必要になります。

 

現代の生活は、いかに電気に依存しているかが分かります。

電気がなければ、「水も出ない。」「湯も出来ない。」「トイレにもいけない。」等、大変な思いをします。

甚大な災害が起こるれば、ライフラインの復旧は難しく一週間程度復旧しない場合も考えられます。

これは、お金を持っていても、持っていなくても同時に起こります。

起きた場合どうするか、その場所にとどまるか、違う場所に移動するか。災害が起こる前であれば考えられるので、家族全員で考え方を共有しましょう。

最近は共用部分の電気を太陽光パネルで発電するマンションもありますが、太陽光パネル等で発電した自然エネルギーを電力会社が買う制度があり、電力会社と契約すると、再生可能エネルギー発電促進賦課金が徴収されています。=自然エネルギーを支える為に日本中の契約者が負担していると思って下さい。東京電力エナジーパートナー㈱

災害がおきるまでは、「いかに豊かに暮らせるか。」がテーマになりますが、

災害がおきれば、「いかに生きるか。」がテーマとなります。

まったく別物となるので、今のうちに考えを家族で共有して下さい。

 

余裕があれば、

カセットコンロ、非常食、防災グッズも用意して下さい。

各住戸での停電

最初にブレーカーが何処にあるかを把握する必要があります。空が暗くなってからの停電は電気がないと動けません。

一番近くにある電気、「スマートフォン・携帯」の灯りです。懐中電灯を用意しておくといいのですが、何時も身近にはありません。冷蔵庫に磁石で貼り付けるなどして、分かり訳するのも一つですが、スマートフォン・携帯電話は懐中電灯より身近にあると思うので、家では「スマートフォン・携帯」は離さず持っておきましょう。

懐中電灯は、停電中に使う為、準備はしておきましょう。

 

停電時、ブレーカーの位置が場所が分かれば、その場所に行き子ブレーカがOFFになっているか、漏電ブレーカーがOFFになっていないかを確認します。

子ブレーカーがOFFになっている場合は、他の電気が付いているのでそこまで暗くならないと思います。

子ブレーカーに場所の名前(キッチンとか、和室とか)記載されているので、その場所に行き差している器具を全て取り払い、ブレーカーをOFFからONにします。それからコンセントを一つ一つさして行きます。容量オーバーの可能性があるので使用数を控えましょう。そのままの状態で子ブレーカーをONにすれば、直ぐに落ちるか、60分程度で切れる様に設計されているので、使用出来る可能性もあります。

一つの子ブレーカーには、125V20Aまでしか流れません(子ブレーカーに記載しています)。

アンペア確認の仕方

125V20Aとは、100V(125Vと記載されていますが、100Vを少しでも超えるとブレーカーが働く為に25Vは予備)の電源の商品を20Aまで使用可能となります。

よく、電化製品に〇〇〇Wと書いてあると思います。それを÷100=〇〇Aになります。Aが20Aを超えれば子ブレーカーは落ちます。

最大1000Wのトースター(約10A)+1500Wの炊飯器の炊飯時(約15A)=10A+15A=25A(使用電気量)>20A(子ブレーカー容量)で子ブレーカーがOFFになります。

計算すれば大体の容量が分かります。

 

漏電の場合

また、漏電しても漏電ブレーカーが落ちます。こちらは各住戸全体で停電します。

漏電とは、電気がコンセント等に差している機器まで行き(+)、ブレーカーまで帰ってくれば(-)正常。

帰ってくる量が少なかったり、帰ってこなければブレーカーが働く様になっています。

どこかで電気が途中で漏れているか断線しています。

漏電ブレーカーが作動すれば、住戸内の電気は全て止まります。

ちなみに漏電ブレーカーはtestが出来る様にねずみ色と黄色いポッチリが付いています。

復旧の仕方は、子ブレーカーを全てOFFにしてから、一つ一つ子ブレーカーをONにして行き、漏電ブレーカーが作動する箇所を見つけ、当該の子ブレーカーだけをOFFにして

コンセントを抜くや、コンセントが無ければ器具となるので電気屋に連絡して原因追及をして下しい。

 


 

 

停電の準備

万が一に備え、家に防災グッズを準備をしておいて下さい

地域で停電した場合は、電力会社が極力すぐに復旧できる様に頑張ります。

しかし、災害等が広範囲になる場合は、復旧まで時間が掛かる場合がありますので、

最低携帯電話を充電出来る充電されたモバイルバッテリー(人数分)、カットコンロ、冬場であれば温かいウエアー、お風呂に水を貯める(トイレの水を入れるのに使用)、

万が一に備え、準備をしておいて下さい。