今回は、ブレーカー設備 その1から進めて行きます。
ブレーカー設備
アンペアブレーカー➡漏電遮断機➡サーキットブレーカー(子ブレーカー)➡ブレーカー盤➡保安教協会
ブレーカー盤は、トイレ、洗面所、玄関先等、必ず設置されています。現代のブレーカーは大きいのですぐにわかると思います。
入居する際に、最初にブレーカー盤の位置を確認しておくことは大切です。
停電した時にブレーカーが全てON状態であれば、室内側ではない判断が出来るので、ブレーカーの位置は把握しましょう。
それと、暗い時間帯に停電する場合もあるので、懐中電灯・スマホの灯かり等を準備しましょう。
アンペアブレーカー
※下記の電力会社ではアンペアで契約していないので、アンペアブレーカーありません。
また、古く設置された建物や、スマートメーターの場合もありません。
関西電力、最低料金制度
四国電力、 〃
中国電力、 〃
沖縄電力、 〃
西日本では、九州電力だけ、関西電力より東側はアンペア契約・契約用安全ブレーカー・契約ブレーカー・サービスブレーカー・リミッターと変わります。
A.アンペア(電流)とは
契約の量が30A(アンペア)であれば、一度に流れる最大値の電流が30A(アンペア)までとなります。
契約した容量以上の電気が使用されれば電源が切れる様になっています。
アンペアブレーカーがOFFになる。=電気器具の使用(契約したA以上に使用している)が多すぎる。
電気会社との契約により、何A(アンペア)ブレーカー容量の契約をします。
10A~60Aまで契約ができ、契約するA(アンペア)により金額も変わります。
一人暮らし 20~30A程度
二人暮らし 30~40A程度
三人暮らし 40~50A程度
四人暮らし 50~60A程度
all電化 60A以上
目安の一覧となります。
漏電遮断器
こちらは、漏電、過電流があればブレーカーが「切る」になるものです。
アンペアブレーカーの無い場所では、漏電遮断機がアンペアブレーカーの役目もしています。
違いが分かりにくいですが、「入る」「切る」の横に、漏電表示ボタンが付いています。
漏電表示ボタンが飛び出していると漏電となり、飛び出していなければ、過電流となります。
何も解らずに、漏電表示ボタンを無意識に押して、もう一度漏電ブレーカーを「入り」にすると、直ぐに「切る」の状態になる場合があります。
漏電か、過電流かを見分けるのは、難しいかもしれません。
漏電の怖い所は、
人が振れると感電すると言う事です。100Vだから大丈夫とだと思ってませんか?
100Vを継続的に浴びると死に至る場合もあります。
また、火花を出してスパークすれば、火災の原因にもなりかねない現象が起こります。
また、アースと言う言葉を聞くと思いますが、感電・火災にならない様に、漏れた電流を大地に流す役目があります。
次回の水曜日は、ブレーカー設備 その2から進めて行きます。