今回は、エレベーター その3から進めていきます。

エレベーターの装備

送風機

夏の暑い昼間に唸るほど換気扇が動いていて「そーじゃないんですよ。」「冷たい風が吹けばなー。」と思う事がありませんでしょうか。

通常のEVは送風機しかついておらず、暑い夏の想定がされていないのか、送風機しかありません。

オフィスビル等の室内にあるEVは、エアコン付きの物もありますが、電気代が相当に高く、マンションでは管理費の余裕がないと出来ません。

特にマンションのEVは各階の出入口が外部に設けられている事が多く、EV棟自身のコンクリートが熱しられ、熱が一番伝わる扉がある事と、常時扉を開けるので、EVかごを冷やしてもすぐに暑くなるので、電気代がかかる事でエアコンが付いていません。

寒い場合もその反対で、春・秋が無くなりつつある日本では、エアコンを使う頻度が増加する事もあり、想定される稼働時間も増えてきます。

今後電気代の安いエアコンが普及すれば設置の可能性もあります。

後付けできるエアコンもありますが、まだまだ未知数です。

 

防犯カメラ

EVには防犯カメラが必づついています。

防犯は、事件が起こった時に、証拠となる為に提出できる物で、抑止する為には作られていません。

カメラがあるから犯罪しない(抑止力)もありますが、EVでの犯罪は無くなくなっていません。

EVの犯罪行為は、警察に画像を提供できますが、

迷惑行為(住民同士のトラブル)の場合、何処までの画像を見るかは、内容・各マンションの運営方法により変わりますが、管理者は難しい判断をしなくてはいけません。

EVで犯罪行為、迷惑行為がなくなる事がなく、防犯カメラは必需品となっています。

 

マンション内でトラブルを防止するには、もう少し違うアプローチした方が、防止出来るのではないでしょうか。

例)住人と一般来客者の出入りする玄関・EVを分ける。(その他の人と住民を分ける事が出来る)

各階のEV出入口に防犯カメラを設置する(その他の人が利用した経過・住民同士のトラブル防止の為に)。

「扉に向けた。」「扉から出た。」※住戸の玄関がEV近くにある場合、写らない様にする等。

国民全体に防犯カメラの設置については、拒否反応が多いので十分な検討が必要です。

 

通報システム

操作盤に、万が一閉じこめが発生した場合の通話できる機能がありますが、間違ってボタンを押し通話される方もおられます。

私も一度、間違って物で押してしまい、会話した事があります。「その時は、あっ会話できるんやー。その方が安心できる。」と思ったしだいです。

EV内部からEV管理会社に通話でき、万が一の為の為に設置されています。

地震等でEVが止まった場合、近くの階で止まり扉が開く様になっているので、通話を使う事は少ないと思いますが、大きな地震の場合、扉がひしゃげて開かない場合、閉じこめられる場合もあるので、通話出来き、現地に迅速に迎える体制を構築する体制を整えています。

EVは、使用する方が安全に使用できる為に、このほかにも様々な機能がついています。

一番大切なのは、停電になった場合の予備電源(バッテリー等)がEV側にあるのか、マンション側に設置されているのかどうかです。

電気が通電されていれば、何らかの運転ができますが、電気が通電されていなければ単なる鉄の塊です。

何気なく使用してるEVですが、自動車と同じ位安全性を求められ、万が一が無い様に点検が義務付けれられています。

次回は、エレベーター その4から進めて行きます。