今回は、大規模修繕その31から進めて行きます。

共用廊下手摺

共用廊下にもアルミ手摺がついています。

アルミの手摺が立ち上がりガラスが施工されている場合や、コンクリート手摺壁が作成され、上部にアルミ手摺が付いている場合もあります。

最近の主流は、前者のアルミ手摺が床から立ち上がり、ガラスが施工されている事が多いです。

 

アルミの錆び

アルミが錆びる?とお思いの方もいらっやると思います。

皆さの思っている錆びではなく、表面が白くすみます。

濡れた雑巾で拭くと一瞬は無くなりますが、すぐに白く戻ります。

紫外線を浴びて、経年劣化で白くなる事があります。

第1回目の大規模修繕では悪い部分を取り換えるか、上塗り薬を塗る場合もあります。

大規模修繕時にお金があれば取り替えした方がいいですが、白くなった上から塗り薬を塗って仕上げる場合(アルミ手摺にもクリアーの塗膜があるので塗膜を一度撤去してから)もあります。

後者の場合、5年以上白くならないかと言われれば、施工の時期・時間の問題により白くなる事を経験した事があります。

私自身はあまりいい経験はありません。

しかし、手摺のtopの白いのが気になる場合は、施工した方が良いです。

 

アルミ手摺プラスチックカバー

アルミ手摺と手摺の間にはプラスチックカバーがついています。

直角・接手にはプラスチックカバーがついていますが、大規模修繕で外れている・割れている等があり、取り替えが必要な場合もあります。

取り換えるも以外に大変で、ジョイント近くの手摺トップを止めている化粧ビスを両サイド緩め手摺を上に上げ、間に入っているプラスチックカバーを外し、新しいカバーを入れる必要があります。

もっと簡単に交換できる物と思っていましたが、意外に手間がかかる交換とは思いませんでした。

 

何故カバーが割れるのでしょう。

プラスチックの劣化も一つですが、曇りから晴れた時に、手摺から「パチン・パチン」と音を聞かれた方がおられると思います。

太陽が出て熱を帯びると伸びたり、温度が下がると縮んだりしています。

その度にアルミ手摺が伸び縮みして、音鳴りが発生(ビスで止めている部分やプラスチックと手摺の関係で)しています。

その収縮の中で、プラスチックの劣化もありますが破損する場合もあります。

 

次回は、大規模修繕その32から進めて行きます。