今回は、ガス設備 その2 から、お話していきたいと思います。

ガス設備

  1. ガス供給されるもの
  2. ガスメーター
  3. 給湯器
  4. 床暖房
  5. ガスレンジ
  6. ガスコンセント

ガス設備 その1 はこちらから。


4.床暖房

paloma Rinnai NORITZ

給湯器から出たお湯を専用配管に流し、配管を温める事で、ふく射熱で暖房する。

電気で温める商品もあり。

ふく射熱とは

直接炎を出して空気を温めるのではなく、一面の温度を上げ、直近の空気を温める暖房。

直接空気を温めず、物を温めてから空間を温める事から、しばらく一定温度に保つ必要がある為に、ガス代(電気代)がかかります。

長所

乾燥しにくい。

足元が温かい。

炎を出さないので安心できる。

一定の温度を保てる。

 

短所

すぐには温まらない。

使用料が高い。

 

お湯を使用する事で水漏れしないか心配になりますが、私自身経年劣化による水漏れは経験したことがないです。

フローリングの波打ちを直す為に、フローリングの短辺をカットし、下地の床暖房配管までカットされた方はおられますが。

給湯器側で水漏れを知らせる機能もあるので、あまり床暖房より水漏れする経験はありません。

しかし、経年劣化はおきます。

床暖房が悪くなるのであれば改装する時期となりますが、劣化がそれほど頻繁に起こる物でもありませんから、フローリングの劣化の方が目立ち、フローリングを張り替えるのであれば、床暖房用パネルの取替を実施した方が良いと感じます。

床暖房は給湯器側で止める事も出来ます。

床暖房を使用しないのであれば、水を配管内に常時ある状態で放置する状態となるので、使用しないのであれば、配管内にある水を抜い方が良いと思います。

※一度使用しなくなった床暖房設備は、再度使用する事はおやめください。数年間使用しない事で配管内が劣化する可能性がある為。


5.ガスレンジ

 

ガスによる調理器具。他にガスオーブンレンジ等があります。

料理する為には炎を出して調理する器具。

電気コンロ(200V)の方がお湯の沸くスピードが速いとのデータもありますが、まだまだガスで調理している方は多いのでは無いでしょうか。

各戸のガスメーター同様に、ガスコンロも優秀になってきています。

鍋底温度を検知し加熱しすぎると止まる等、センサーが付いたりして、料理によって案内する物まであります。

また、掃除がしやすい様に変化しています。

オーブンに付いては、私が知らないだけかも知れませんが、まだまだガスオーブンが主流ではないでしょうか。

ガスオーブンで作るローストチキン、クッキー等はおいしいですね。


6,ガスコンセント

東京ガス ガスコンセントの種類

ガス暖房や、調理器具を取り付けられるガス用コンセント。

よくガスファンフィターをご利用されているのを見受けます。

一点ご注意いただきたいのは、ガスには湿気があると言う事です。

ガスファンヒーターは、温風吹き出し口が下面にある為に、フローリングに近い所で温風を吹き出し、長い時間同一箇所に熱風をあてると、フローリングに湿気が入り込み、フローリングが波打つ事があります。

暖房をガス暖房を使用する際は、フローリングに直接暖房を当てない等の工夫が必要です。

昔の灯油ストーブには、焼かんが置き、お湯が沸く事で温かい湿気が部屋に充満する事で保温する効果がありましたが、同様にガスストーブでも湿気を感じる(焼かんを沸騰させて出る湿気の量はありませんが。)事があります。

育ってきた環境にもよりますが、「暖房はTシャツ一枚で生活出来ないと行けない。」と思われる方や、「暖房をあまり使用せずに、着る服で調整する。」される方もおられます。

言い悪いではなく、育って来た環境により変わります。

ガスコンセントで、一口ガスコンロをお使いの方もおられます。

来客された時に、卓上にコンロを置き、鍋や、焼き肉等を楽しまれています。

よく、延長ホースでつまずく方もおられますが、非常に危ないので注意が必要です。