住む階を考える その2

今回はEV前から進めて行きます。

◇最上階

◇角部屋

◇ルーフバルコニー

◇EV前

◇日当たりが良くない場所

◇自動ドア(共用部分)上の住居・共用鉄扉前の住居

◇コンクリート内部の水分

◇EV定期点検

◇EV前

EVを下り、近い位置に玄関があるのは理想ですね。

ただ、最上階のEV前は注意下さい。

最近のEVは、ロープ式が多くを占め、上階に機械室を設けず、最上階に巻き上げ機を巻き上げるモーターが設置する事により、安価にでき最近の主流となっていますが、EVが動く際にモーター音が聞こえる場合があります。

モーターが近いと、数年がたつと、動くタイミングで「カチン」と作動音も鳴る場合もあります。

最下階の場合は、EVはもう一段下(1階が最下階であれば、その下に機械室あり)、真横ではないので、そこまで音の問題はないと感じます。

 

また、その他の階で玄関がEV棟により日当りが少ない、外気があまり動かない場所は、玄関の湿気が多い場合もあります。

 

◇日当たりが良くない場所

共用廊下が、外気に面してるが日当たりが良くない場合や、共用廊下が室内(ホテルタイプ)になっている場合は湿気の問題が出てくる場合があります。

日当たりが悪い、外気があまり動かない(風があまりふかない)場合、玄関先、洋室の隅にカビが発生する場合があります。

室内型の場合、共用廊下側の換気がうまくできていないと、共用廊下に出ると、特に日光があたり「ムッ」としている場合もあります。

その様な場合、室内側に除湿剤を置いたり、換気を良くしたりされたり、色々と努力をされています。

私が一番効果があるなと思うのが、湿気管理ができるタイプの磁器タイルが意外と一番効果があると感じます。

湿気が多いと湿気を吸う、少ない時は吐き出す商品があります。

この商品が出てきた時は、「なんと革命的な商品が出てきたもんだなー」「もう少し色のバリエーションがあれば」と思っていましたが、現在は色々な仕上げが用意されており、とても綺麗に見せる商品となっています。

タイルの枚数にもよりますが、思った以上に効果があると感じます。

インターネットでも部材が売っています。

本来は、壁面に取り付ける物ですが、置くだけでも十分効果があります(見栄えは期待できませんが)。

最近は、廊下壁面や、リビング、洋室片面など、仕上げ材として使用され来ています。

一度カビ類が発生した場合、そのまま置いておいても、なくなる事がない事から、クロスの張替え等を行う場合が出てきます。

また、共用廊下に面した洋室では、冬場の結露がひどく、外気と内気の温度差により水がタレ、カビが発生する事もあります。

サッシ窓の下が、明り取りの為にガラスで仕上げている場合なども、同様で、生活環境により結露が発生する場合もあります。

頭の片隅に置いておいた方が良いのではないでしょうか。

 

次回は、◇自動ドア(共用部分)上の住居・共用鉄扉前の住居から進めて行きます。