今回は、大規模修繕その12から進めて行きます。

設計

タイル工事

タイルのり

タイルを張り付ける材料として、モルタル系とボンド系この2つに分かれるのではないでしょうか。

モルタル系

ボンド系より安価で、新築での施工ではモルタル系が使われる事が多く、外壁タイルの施工として一般的に使用されるものでした。

文字通り、モルタル粉に水を混ぜ使用します。

 

モルタル系ですので、重さがあります。

躯体下地が綺麗に目荒らし(モルタルが引っかかる様)されていないと、下地から浮く可能性がありかす。

一気に厚みを付けられない(タイルの厚みが決まっているので、下地で調整するしかない為、あまりにも下地が多いとタイルを貼り付けられません その場合は一度下地を作る必要があります)

 

ボンド系

モルタル系より高価で、多くのタイルを使用する場所には使われていません。

躯体とボンドが密着する事から(一度張り付けると取れないぐらい強固に付く)、タイル補修箇所の少ないタイルは、現場確認し張替えかエポキシ注入を選び修繕工事をします。

 

高価であるのと、タイル掃除が大変(タイル裏足からボンドが出てくる為)で、掃除をしないといけませんが(とるのが大変)。

やはり、下地躯体の処理をしなければいけない。

厚みを付けられない(ボンド規定の厚みがありそれ以上厚みを重ねられない)。

タイル目地

タイルとタイルの間に入っているモルタル系の目地材

色々な色の種類があります。

タイルに目地を入れる事で、タイル一枚が浮いても総持ちする事でタイルが落ちない(浮く事はありますが)等があります。

また、周辺タイルが浮いても(お腹が出ている人見たいに)、その部分が膨れる事があります(行き過ぎると重さに耐えられず捲れ落ちます)。

従って、早くタイル周辺が浮いているのを見つける必要があります。

粉末のタイル目地材と水をかくはん機で混ぜ、タイル全面に入れ込んだ後に、水を吸わせたスポンジで綺麗に拭きとりしていきます。

外壁タイルと目地は切っても切れない関係です。

1・2階のタイルと、3階以上のタイルが違い、低層階のデザインモザイクタイルの場合、目地を使用しない場合もあります。

 

次回は、大規模修繕その13から進めていきます。