今回は、大規模修繕その19から進めていきます。

塗装工事

ウレタン塗装工事

雨掛かりの部分、水が流れる場所に施工される事が多く、バルコニーの側溝部分や、共用廊下側の側溝部分等に施工されています。

水性・油性の両方があり、どちらでも施工されています。

 

既存の上にウレタン塗装する事は少なく、一度下地コンクリートまで下地を出して新たに施工する事が多いです。

 

ウレタン塗装にも、職人の手作業で、プライマー・ベース材(二度塗り)・仕上げ材と分けて塗る事がほとんどです。

各塗膜の厚みも思った以上(重ね塗りをすると)に厚みが必要となるので、下地・仕上げで1㎜程度の厚みが必要となる事から、

バルコニー・共用廊下側の側溝の水勾配があまりついていないと、仕上げてから水が溜まる場合がありクレームになる場合もあります。

水勾配の少ないバルコニー・共用廊下側は注意が必要です。

 

ウレタン塗装工事は、共用廊下・バルコニー側の全ての仕上げ材を撤去してから施工する必要があります。

床CF材を施工している場合等などは、ウレタン塗装を塗り替え後に床CF工事をするなどをしなければいけません。

共用廊下・バルコニー側共に最初に工事する内容となります。

その他の仕上げは、ウレタン塗装後に施工しなければならず、ウレタン塗装が一番最初に実施する必要があります。

 

ウレタン塗装の寿命

一般には、10~15年程度と言われています。

また、保証がある場合は、3~5年程度が保険適用する会社が多いです。

保険を掛かっているには、その分塗装代に上乗せされています。

ウレタン以外にシリコン系、フッ素系がありますが、ウレタン系が金額・寿命的にも適合している商品となります。

今後、ウレタン以外の仕上げ材に、金額的に金額が落ちてくれば採用される事でしょう。

 

次回は、大規模修繕そ20から進めていきます。