今回は、大規模修繕そ21から進めていきます。

下地

コンクリート以外

マンションは、大部分がコンクリートですが、鉄骨ALCの場合や、木造もあったりします。

 

鉄骨ALC

鉄骨に結露が発生して鉄骨が錆びる(最初に鉄骨には錆止めが塗布されています)事や、ALCパネルが経年劣化により、スカスカになり釘がきかない場合もあります。

ニュースで、台風時に色々な壁面についている物が落ちてくるのは、これも原因の一つではないでしょうか。

それ以外にも多々あります。

簡単に言うと、鉄骨を建て、床にコンクリートを流し、ALCパネルを付け、窓・玄関を付け、各種仕上げをしいます。

メインは鉄骨と床となり、鉄骨以外は付属物と考えていただければ、経年により修繕していくには、鉄骨・床を残し改修していく必要(ALCパネルの交換は相当の劣化がある場合)があります。

 

ALCパネルを交換する事もできますが、内部があらわになる(内部も改装が必要)等、一筋縄ではいかない状態となりますが、ALCパネルを交換する事は可能です。

木造

白アリが柱に発生して柱の根本がスカスカの状態になる事や、外壁の仕上げが割れ、内部に雨が入り込む場合もあります。

上記以外にも、多々あります(あまりマンションで木造は少ないのでは)。

木造の場合、高さがそれほど高くなく、建築基準法では、2019年6月に防火地域・準防火地域以外(防火地域・準防火地域の場合は別の規定があります)では、高さ16m(昔は建物高さ13m 梁高9mまでと覚えていましたが)までは建てられます。

※最近の集成材柱は「燃えにくい」・「ある程度の長さも作れる」等、大規模な施設でも集成材柱(梁等)が使用されたりもしています。

 

木造の新築・大規模な修繕・大規模な模様替え

柱を数本入れ替える場合、改装になるのでしょうか。新築として取り扱うのでしょうか。

建築基準法では、「新築」「大規模な修繕」「大規模な模様替え」が確認申請が必要です。

届けていないと、近隣さんに連絡され、届け出が出されていなければ、赤紙を貼られ立ち入り禁止状態になり、後々大変な状態になりかねません。

とても専門性が必要な事から専門家に任せましょう。

 

次回は、大規模修繕そ22から進めていきます。