今回は、規模修繕工事 その4から進めて行きます。
設計
屋上防水
アスファルト防水
立ち上がり
防水にも防水層が壁面(パラペット 壁面立ち上がり部分)に沿って立ち上がっています。
立ち上がりにも数センチ(水上)~数十センチ(水下)になる事もあります。
浮き
平面の防水層と同じですが、立ち上がり部分に薬剤が気化して防水層の間にガスがたまる事があります。
ガス抜き部材(三角コーンの小さい)物が平面の防水層から出ているのを見た方もいらっしゃると思いますが、三角コーンの小さい物からガスが抜けるとなりますが、中には、抜けずに防水層が膨れる事があります。立ち上がり部分も同様に膨れが発生する場合もあります。
膨れているから水漏れするではなく、ほっておくとガスが抜け、べたっとカサブタ見たいになりる事でガスが抜けた(表面で抜けているかほかの場所に移動したかはわからない)部分を補修(ガスがたまった施工と同様に)工事を行います。
その他の屋上設備
避雷針、避雷針水平導体、パラペット笠木、デジタルアンテナ、BSアンテナ、SCアンテナ、消火補給水槽、消火補給水槽配管、配管エンドキノコ、エレベーター棟屋等があり、高置水槽がある場合も(高さの高いマンションはその他にもあり)一般的ではないでしょうか。
1・2回目大規模修繕では、避雷針水平導体、パラペット、BSアンテナ・SCアンテナ以外のほとんどが再塗装する事となります。
避雷針は、コンクリートに止めているの腐食(ボルト等)を確認し、シルバー色で再塗装します。
消火補給水槽も同様に再塗装します(漏れがひどく錆て穴が開くようであれば、カバー交換する)。
消火補給水槽配管にもアルミカバーがあり、再塗装します。
排水管エンド部材(キノコ)各配管屋上部分にキノコ型カバーがかかっています。大体はプラスチック・金物で出きている物に再塗装をします。
エレベーター棟屋は、少し前に建った建物に多く、エレベーター棟の上部に棟屋がある場合があります。
棟屋があれば、階段、扉、外壁、屋根、とある場合があります。悪い箇所があれば、悪い所を直す、再塗装する等になり、屋根・タイル仕上げ以外の壁面では再塗装となる場合が多い。
高置水槽も同様に、外部を塗装する事もあります(詳しくは受水槽で説明します)。
屋上にある大体の部材は再塗装する事が多く、本当に悪くなると取り替えが必要となりますが、ほとんどの部材は再塗装となります。
また、高層階のマンションでは、航空灯障害灯等、特別の装備も必要となってきますが、ほとんどが交換(ヘリポートのHマークは再塗装)する事となります。
次回は、規模修繕工事 その5から進めて行きます。