今回は、大規模修繕そ25から進めていきます。

バルコニー物干し金物

各バルコニーには、物干し竿を掛ける金物がついています。

手摺壁についている物、天井からぶら下がっている物等があります。

1回目の大規模修繕ではそのままの状態で使用され、2~3回目の大規模修繕工事で実施する事が多いです。

手摺壁を利用して物干し金物が設置されている場合にも、コンクリート手摺壁からと、アルミ枠に付けるタイプと分かれ、

コンクリートの場合、手摺壁に穴を開け、アンカー固定されています。

手摺壁がアルミ枠・ガラスで出来ている場合は、直接アルミ手摺支柱に取り付けてあります。

天井から吊り下げるタイプについても、最近では見かけなくなりましたが、天井にアンカーを打ち込み吊り下げて使用していました。

あまり重いものを乗せると、カチコミ(叩きいれる)アンカーがコンクリート躯体(バルコニー天井部分)からとれる事があります。

外れれば、位置をずらして(再度打ち込む場合コンクリート内の鉄筋が邪魔して穴開けがそれ以上進まない場合もある)再度穴あけを行います。

アンカーがコンクリートから浮かなければ、ボルトを取ってアンカーを再利用して、新しい物干し金物を取り付けます。

新しいアンカーで穴を開けなければ、前の穴を詰めて塗装していきます。

交換の際に、古い物干し金物を取る際に、アンカーがボルトと共廻りをしたり、ゴソッとアンカーごと取れる場合もあります。

手摺壁であれば、まだ接着剤等を使用してアンカーを再度入れる事は可能ですが、天井の場合は接着剤等が綺麗に入らない為に新たに穴を開けます。

物干し金物は、塗り替えがほとんどなく、取り替える事で綺麗にしていくものです。

塗装をすると、物干し竿が当たった面から塗装が剥がれてくるので、あまり綺麗ではないので、新しい物干し竿金物と交換してください。

次回は、大規模修繕その26から進めて行きます。