今回は、大規模修繕その26から進めて行きます。
その他の金物
換気口・ドアストッパー・玄関扉用戸当たり等、多種多様な物がついています。
換気口
各住戸には、室内空気を排出する(キッチン換気扇・洗面所換気扇、お風呂換気扇、トイレ換気扇が一つの換気口で排出)があります。また、バルコニー側リビング等にプラスチック排出口がり、押すと換気口が開いたり閉まったりします。
また、共用廊下側にも換気口がついています。
キッチン換気を強にすると負圧になりがち
マンションは密閉が良く、空気を動かすとどこからか空気を吸おうとします。
各住戸は密閉状態が強い為に、エアコン室内機ドレーンや、感知器配管から空気を吸おうとして音鳴りが発生する場合もあります。
室内の空気を排出すると言う事は、外部より室内側に、排出した空気と同量を吸っています。
室内側には、リビング・洋室には吸入口(外気面に面した部分に)が壁面についていたり、サッシ窓ガラスの上部か下部に換気口が付いています。
また、足りない場合は、玄関ドアの隙間、サッシ隙間・エアコン室内機ドレーン感知器から空気を入れようとしています。
キッチン換気扇を強で廻すと、玄関が開きにくくなったり、「ビュー」と玄関に音が鳴るのはその為です。
玄関扉が開きにくくなれば、少しサッシ扉(リビング・洋室のサッシ扉を少し)を開けましょう。玄関開けるのも楽になります。
換気扇を廻したときに、室内にたばこに臭いがしたりするのは外気の空気を匂う事でおきます。
また、住んでいる階にもよりますが、幹線道路沿いでは、ディーゼルの排気ガスが室内に入り込む場合もあります。
外気面にせっする部分には、換気口が付き、金物の場合もありますが、プラスチック製の場合もあります。
洗面所経由の場合(トイレ・洗面所・お風呂)については一つの換気口となり、共用廊下側が多いのではないでしょうか(洗面所の配置によっても変わる可能性があります)。
また、キッチン換気扇は単独で、バルコニー側が多いのではないでしょうか(キッチンの配置により変わる場合もあります)。
換気口の音鳴り
よく、共用廊下側の洋室を寝室とされている方がいおられると思いますが、静けさの中に、「キーーン」と気になる音ではないが、一晩中なっている事があります。
原因は、換気口の羽が震えてなっている事が多いです。
玄関の高い場所に丸い換気口がついて、室内側から空気が排出されていますので、手を当てて排出している事を試して下さい(少し上部にある為に脚立か足のしっかりした椅子を用意して試し下さい)。
24時間換気が作動して、止めるまで換気している状態です。
換気口の真ん中付近の羽に「そぉー」と指をあてると、震えているのが分かります。
指で押さえると音鳴りがなくなります。
羽の角度が排出に対して、ちょうどよい角度になり羽が震えます。
震えをなくすには、排出している空気と平行にもっていく方が音鳴りをなくせます。
羽の真ん中部分は、簡単に指で曲げられます。
気になれれた方はお試しを。
大規模修繕では
換気口は交換される事が多いです。
住戸により、換気が埃だらけの場合もあれば、綺麗な状態である場合もあります。
塗装を塗る場合もありますが、仕上げ材の上から塗装すると捲れやすく(ジジクサクなる) 場合があるのであまり塗装を塗ったりせずに取り替えをします。
換気口はシッカリついているので、工具で外します。
換気口が取り替わると、また音鳴りがする場合もありますので、調整を。
次回は、大規模修繕その27から進めて行きます。