今回はクロス材から進めて行きます
仕上げ材
- フローリング材
- クロス材
- 各所枠関係
- カーテンレール取付について
- 和室畳
2.クロス材
マンションのクロス材は
ビニールクロスが採用されている事が多い。
長所:費用が安い 柄が豊富な事
からビニールクロスが使用されています。
ビニールクロスも色々な柄があり、同じ白色系だけでも(どこかの芸能人ではないですが)相当数の白があります。
内装仕上げのクロスは白色がベースになっていて、クロスサンプルを見ても万人受けする白色が多いです。
短所:収縮する(ビニールクロスに限らない) ジョイントコークが必要(ほとんどのクロスに必要)
収縮により気になる箇所として
・クロス同士のジョイント
・枠とクロス
・入角
が気になる箇所ではないでしょうか。
収縮は、職人の手ではなく商品の特徴による収縮です。
室内の環境によっても変わり、同じクロスでも収縮する頻度が変わったりします。
下地の問題で木材が乾燥収縮により、石膏ボードが引っ張られる事で割れ等が発生しクロスも割れる事もあります。
ビニールクロス仕上げでも、
・ジョイントテープが入るものと入らないもの。
クロス同士のジョイント部分の収縮によるクロスのすき間をなくす様に使用する。
張替、㎡単価が高い場合には入れる事がありますが、新築マンションでは手間がかかる為、入る事が少ない。
・出角ではコーナーテープが入っているもの、入っていないもの。
クロスを貼る前に、出角を綺麗に出す商品。
石膏ボードの端を使い下地を強化する。
石膏ボードをきった物で小口を出すと強度が落ちる為、コーナーテープを使用したり、なまのボードの小口(小口面にも紙が貼ってある)を使い下地をしている。
コーナーテープを貼り付け、パテで綺麗にならす。
ジョイントコーク(商品名)以後コーク
新築時、引き渡しの際に、コークが入っていませんでしたでしょうか。
コークはクロスの職人も使用している同じ物になります。
アフター期間中にクロスのジョイントが目立つようであれば、施工業者に言いましょう。
アフター期間が終了しれいれば、ご自身でコークを打って下さい。
コークの出る口はカッターで切りますが、小さく切りましょう。あまり大きく切ると、たくさん出すぎてふき取らないといけない事になるので、1㎜程度の穴から初めて、少ないなと感じれば、徐々にカッターで口を開けていきましょう。
新しいコークはやらかく打ちやすく、一度開封したコークは新しいコークより打ちにくくなるので、あまり出ない様なコークであれば、ホームセンターで500円以内(令和4年12月現在)で買える商品ですので、お買い求めていただければと思います。
※古くなったクロスでコークを打つとコークの白さが際立ち、違和感が出る場合があるので、ホワイトのほかにも多種あるので一番合うもので打ちましょう。
水性ですので、乾かなければふき取る事も可能です(乾くと取れにくくなる)。
あまり拭きすぎるとクロス表面のブロックが捲れ「モケモケになったりします」注意を。
コークは少量しか使わないので保管に困ります。
テープだけ貼って放置すると、たちまち固まります。
できれば、先のプラスチックを取り洗い、ねじ切り部分にラップを挟み、なるべく空気にふれさせない事でコークが固まるのを伸ばしましょう(数年たつと固まっていきますが)。
その他に
紙クロス・布クロス・木調クロス・珪藻土クロス・オレフィンクロス等、色々とあります。
クロス仕上げは、柄・色によって部屋の雰囲気をガラッと変えます。
改装するのであれば、自分好みの色合いに挑戦してはどうでしょうか。