今回からは、ガス設備 その1から進めて行きたいと思います。
各ガス会社のガス管➡共用部分配管(敷地内・建物)➡各住戸ガスマイコンメーター➡各住戸用配管➡給湯器・キッチン
各ガス会社のガス管➥共用部分配管(敷地内・建物)
道路下には、各都市ガス配管が通り、敷地内に引き込む事で、建物でガスを利用できるようになります。
埋設管
道路下本管から敷地内に、地面下を通り配管されています。
地中に配管する深さも最低限の寸法が決められており、
地上より120㎝。
やもえない場合、60㎝。
荷重、衝撃等を考慮施工できる場合は、30㎝以上となります。
と決めらています。
ガス管の通る場所により、掘り方が変わってきます。
使用配管
▪ガス用ポリエチレン管(PE管)
見た目にも、黄色の配管となっており、他と間違えない様になっています。
可とう性、柔軟性がよく、災害に強く、耐久性に優れた商品。
▪密着一層型ポリエチレン被覆鋼管(PLS管)
鋼管に防食層・保護層を設けた配管。
優れた科学的、電気的特性があり、埋設用として最適な配管。
腐食、電食等に強い配管です。
以前は、白ガス管と言うガス管が使用されていましたが、腐食が早い・電食等により、錆が発生し、穴が開く場合があり、早い段階で埋設管を交換しなければいけない事があり、近年は上記配管が使われる様になっています。
対応年数
使用する条件にもよるが、約70~100年持つと言われています。
これだけ持てば、建物の寿命とそん色のないレベルまで来ています。
白ガス管は、20~30年程度。
ガス管の勾配は必要か
ガスには圧力(1.0~2.5kPa)が欠けられている為、勾配を設けなくても圧力で押し出しガスが出るようになるので、勾配は必要がないです。
先日、東京新橋の商業ビルでガス爆発が発生しました。
ガス契約をしていない店舗でのガス爆発と報道されています。
ガスは危険で、ある程度充満すれば爆発する危険なものです。
まだ、都市ガスか、メタンガス(ゴミでも・地中でも発生)か分かりません。
都市ガスの場合、ガスに臭いがつけられており、ガスの臭いと同様な臭いはありません。
ガスの臭いがすれば、すぐにガス会社に連絡すると共に、火・スパークするようなものは使用しないよう注意下さい。
都市ガスが爆発しやすいのは、濃度が6~45%程度の時が爆発しやすいとの事。
また、ガス中毒(一酸化炭素中毒)を発生する場合もあるので注意が必要です。
次回の水曜日は、建物内部配管等から進めて行きます。