住む階を考える
マンションを購入する際に、「どの階に住もうかな?」と迷われる方も多いと思います。
上階・角部屋から購入されるのが一般的です。
◇最上階
◇角部屋
◇ルーフバルコニー
◇EV前
◇日当たりが良くない場所
◇自動ドア(共用部分)上の住居・共用鉄扉前の住居
◇コンクリート内部の水分
◇EV定期点検
の順番で進めて行きます。
◇最上階
屋上の仕様によっても変わりますが、住民が屋上に上がれる様になっている場合や、防水層ノミが施行されている場合もあります。
防水層ノミが施行されている場合、太陽光で防水層が温められ、コンクリートが熱を吸収し、夏場、太陽光でコンクリートが熱を吸収し、長時間暖かい状態が続き、コンクリートが冷めず、夏場のエアコン代が掛かります。
上部に住戸がないので、音の問題は少ない(屋上の設備・風のあたり具合によって音鳴がする場合もあり)ですが、熱の問題が出てきます。
また、冬場についても寒さが続くと、コンクリートが冷され、寒い状態が続きます。
最近のマンションでは温度の上昇・低下を解消する為にコンクリートの上・外側に断熱材を引く様になりましたが、まだまだコンクリートが温まる・冷める状態が出てきます。
近年の電気代高騰により、電気代が高額になっているのではないでしょうか。
屋上が重歩行できる仕様の場合等は、シンダーコンクリート(保護コンクリート)が防水層の上に打設されていますので、まだ、温度が上昇しにくくなっています。
◇角部屋
最上階と同様に外気にコンクリート面がある場合、仕上げ材・日当たりにもよりますが、暑いとき、寒いときと最上階と同じようにコンクリートが温め・冷やされます。
大規模なマンションでは、建物自身にエキスパンション(建物継ぎ目)があると、一つの建物に見えて、2つ以上の建物からなる場合もあります。
その場合、外壁が外気に触れている場合も同様に、温度が上下する事がおきます。直射日光が当たらなければそれほど温度上昇はありませんが冷たくはなります。
◇ルーフバルコニー
最上階・各階の端(角)部屋には、ルーフバルコニーがある場合もあります。
建物には、斜線規制と言うものがあり、道路・隣地・北側斜線の規制が掛かり、用途地域により変わり、重複して採用される場合もあります。
建物が段々になっているのを見かけられた方もおられると思います。
ルーフバルコニーは大きく、専用利用料を支払なければいけませんが、ある程度の広さを専用で使用出来るので、気兼ねなく使用できます。
しかし、年に1回以上は、建物点検として入る場合があります。
また、マンションには大規模修繕工事があり、足場をルーフバルコニーに設置する事もあります。
ルーフバルコニーに沢山物を置くと処分・移動させないといけなくなるのでご注意を。
次回は、◇EV前から進めて行きます。