今回は、◇自動ドア(共用部分)上の住居・共用鉄扉前の住居から進めて行きます。
◇最上階
◇角部屋
◇ルーフバルコニー
◇EV前
◇日当たりが良くない場所
◇自動ドア(共用部分)上の住居・共用鉄扉前の住居
◇コンクリート内部の水分
◇EV定期点検
◇自動ドア(共用部分)上の住居
マンションが建設される地域の高さ規制が、通常の寸法で行くと、全体の高さがオーバーする場合、その寸法に収める為に、1階の高さを低くする。半地下にする等にしているマンションもあります。
その場合、1階共用部分エントランスの天井高が低い場合があります。
自動ドアの上階が住戸で、自動ドアのエンジンから天井が近い場合、自動ドアの取り付け状況によっては、自動ドアのモーターが動く度に音鳴りする場合があります。
初めは何処で鳴っているか分からず、確認して行くと「確かに下から音が聞こえる。」「モーター音だ。」自動ドアが動く度に音がする事をつきとめ、自動ドアを壁面に固定している部分に緩衝材(ゴム材)を設け、自動ドアの振動を躯体に影響を及ぼさない様に改良しました。すると、音も無くなり快適に過ごせる様になった事例もあります。
・共用鉄扉前の住居
こちらも、各階段、1階出入口には、共用部分に鉄扉が設置されています。
風の流れが大きい、ドアクローザー(鉄扉をゆっくり閉める為についている金物)が調整できていない場合、「バタン」と大きな音が鳴り閉まり、近くの住宅では内部まで響きます。
駐車場に出る為に1階部分の鉄扉を複数人が使用すれば、鉄扉近くの住戸で、共用廊下側の洋室の場合、寝てられない事もあります。
風の流れによっても閉まるスピードが変わり、逆に閉まらずに開いている状態が長い場合もあります。
その日によって風の流れも変わるので、一度調整したら終了ではなく、コマ目に調整する必要があります。
ドアクローザーを交換すれば済むとお考えですが、悪い時の扉の閉まり方を見て頂くと、閉まる方向に扉が動いてきますが、最後にチョッと上に閉まったりします。
その様な場合は、扉の根本の丁番が「曲がっている。」「曲げてある。」事で、その様になる場合があります。
「曲げてある。」とは、丁番調整機を使用して、丁番の出っぱりをこじて調整している場合があります。玄関ドアもそうですが、調整していない建具の方が少ないかもしれません。
また、建具自身も反る場合もあり、いちがいにこの部品だけが悪いと断言するには難しく、実際見て確認しなくては難しいです。
管理人さんがいらっしゃれば、多く使用される共用鉄扉は、毎日+ドライバーを持って、ドアの閉まり具合を確認して下さい。
次回は、◇コンクリート内部の水分から進めて行きます。