今回は、玄関ポーチから進めて行きます。

 


玄関ポーチ

共用廊下をアルミ出入り口等で仕切られた、玄関ポーチ。

端部屋や、玄関が奥まった場所にある場合、玄関ポーチが付いたりしています。

玄関ポーチは、基本的に共用廊下となるのでご注意を。

端部屋の玄関口を利用するのは、そこに住宅がある人しか使用しない者ですが、清掃員も掃除したり、管理員が水道検針したりポーチ内に入り作業をします。

自転車、植木等、こまごましている物を数多く置かれる方がおられます。

ご自身の専有部分ではないので、物を置くのは基本禁止です。

共用廊下は、避難路でもあります。

万が一の場合、散乱する事も考えられるので、自転車や植木が倒れて歩けない、歩きにくいとならない様に管理して下さい。

死傷者が出た場合、業務上過失致死罪に問われる事もあるので十分注意下さい。

 

また、管理者等は、定期的にビラ等で、「物を置く行為は禁止されている」事を住民に十分周知して下さい。

「何度もお願いしているのに、聞き入れられません。」と言う事は起きます。

投函したビラ等は、何時に投函したか、どの様なビラを投函したかは、付けておいて下さい。

何もしないと、死傷者が発生すれば、業務上過失致死罪に問われる可能性もあるので「ビラは必ず」投函して下さい。

撤去するのが目的ではなく、住民さんに聞き入れてもらえる様にするのが目的です。

撤去できるのは、住民さん以外に出来ないので。

消防署が現地巡回する場合もあり、指摘する場合もあります。

また、消防署に相談する場合には、名刺をもらい、何を相談したかを記載しておいて下さい。

 

玄関アルミ戸は誰の物

共用部分にあるので、所有は管理者側となります。

管理規約、使用細則等に記載があると思いますが、故障の際は誰が支払うのか、管理組合となれば「管理組合から請求がくるのか。」どうかを確認する必要があります。

 

故障内容

アルミ支柱が壁面から浮き、開き戸同士が当たり空きにくい。=壁面にビスで止まっているアンカーが壁面から浮いてくる。=通常使用出来る状態まで修繕する必要がある。=管理者側の支払い。

閂が折れた。=毎日の使用により閂が折れる。=閂の取替が必要。=通常使用により閂が折れた場合、居住者が支払う必要が出てきます。

故障の内容により支払いは分かれます。

故障した場合、直すのはもちろんの事ですが、支払いがあるのかないのかは規約・使用細則し、管理者に確認して下さい。


次回は、襖から進めて行きます。