次回は、和室に使われている襖 その1 から進めて行きます。

 


襖にも、

・押し入れ用襖(和室襖紙:押し入れ内用襖紙)

・間仕切り

▪襖(リビング・和室仕上げクロス仕上げ:和室襖紙)

▪戸襖(リビング仕上げクロス・和室仕上げ襖紙)

とあります。

押し入れ用襖

襖自身は段ボールのコアで出来ており、四方を木材で組んでいます。

仕上げ材として、和室側に和室襖紙:押し入れ内部に押し入れ内用襖紙が使用され出来ている襖。

襖の不具合

襖自身が段ボールコアで出来ている事で、簡単に反ったりもします。

仕上げ材を、同じ和室襖紙で仕上げている場合、引張り率が表裏とも変わらず、襖がそる事は少ないのですが、違う材料を貼る場合そる事が考えられます。

真ん中付近で枠同士・帆立(枠)にが当たれば、片方・両方の襖が反っている事があります(新品でも、片面を貼りしばらく置いておいてから反対側をはれば反る場合もある)。

一時しのぎの補修

襖の枠が当たっていても、

1.襖を開けた(和室内部が見える)状態にする。

2.枠同士・帆立の空間の隙間が少ない分部を確認する。

3.隙間の一番少ない場所に、新聞を折り襖が真っすぐより反対側に、ほんの少し反る状態になるまで入れる(新聞のインクが付くかもしれない。と思いの方はコンビニ袋に新聞を入れて下さい)。

4.しばらく置く(2~3日程度)

5.隙間を確認して使用する。

※数日で元に戻る場合もあるので、何度か試して下さい。

※室内湿気状況により襖が反る場合もあります。

※また、襖の木枠が反っている場合もあります。その場合は、襖の木枠を業者にて交換して下さい。

音の問題

玄関ドア・サッシ扉を開けた瞬間に、襖がガタガタガタと言って襖自身が揺れる事はないでしょうか。

室内の空気が急に動く事で、開き戸が閉まったり、重量の軽い襖が、ガタガタガタと鳴らないでしょうか。

襖には、上部に襖が入り込む、溝を切った鴨居中を襖上部が入り込み、襖が外れない様になっています。

上部鴨居溝幅と襖上部を入れた時に、隙間の寸法が多い場合、空気の流れで軽い襖が動き、鴨居と当たる場合があります。

手で襖を持ち振ると余裕がどの程度あるか確認できます。

修繕方法

襖を使用する時は、「敷居すべり」の準備が必要となります。

ホームセンターでも売っています。

 

・「敷居すべり」を鴨居の溝より少し短く切る(敷居すべりを付けた時に襖が鴨居に入る程度の幅)

・襖を外し、上部小口の木部分に鴨居溝よる少し短い寸法を切る

・襖と直角になる様(襖の幅(厚み)寸法より少し大きくし)に、左右に小さい釘で打つ(襖幅(厚み)。

・襖を元に戻し、玄関ドアを開けてみる。

音が無くなる事は少ないですが、軽減されます。


次回は、襖 その2から進めて行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

仕切り用襖

襖自身が軽い場合は、芯材が段ボールででき、枠を木材等ではめ込み使用しています。

また、襖にも戸襖と言う物があります。

扉が重い場合、木製で芯材を作っています。

襖が段ボールで出来ている場合、よく襖が反ります。

襖同士が当たる、帆立に当たる等、使用する度に当たる場合があります。

襖を開ける状態で、襖同士、帆立の隙間が平行になっているか確認して下さい。

真中付近の隙間が狭く・広くなる場合は、襖が反っています。

 

隙間が狭くなっている場合

沿っている部分に新聞を数枚はさみ、しばらく置いておいて下さい。応急対応として平行になりますが、時間がたつと元に戻る場合もあります。