今回は、6.玄関ドアガードついてからお話を進めたいと思います。

各扉関係

  1. リビング・各部屋の開き戸について(共用部の鉄扉について
  2. 和室襖について
  3. 玄関ドアについて
  4. ドアクローザーについて
  5. 玄関鍵について
  6. 玄関ドアガードについて
  7. サッシ(サッシュ)クレセントについて
  8. 和室敷居について

 


6.玄関ドアガードについて

特徴

  • 玄関ドアの鍵を開けられても少し扉は開くが、顔を確認できる程度しか開かず、室内に入れない様になっいる商品
  • ホテルの部屋にも採用されている

タイプ

  • チェーンロックタイプ(一昔前)
  • U字ロックタイプ(最近はこのタイプが多い)

LIXIL RYOUBI

 

小さいお子さんに注意を

小さいお子さんを室内に置き、玄関先で井戸端会議をする際はご注意して下さい。

小さいお子さんは、お母さんのマネをします。

意味も分からず、鍵を掛けたり、ドアガードを掛けたりします。

お母さんのマネをするだけですので、鍵やドアガードを掛けている意識がないために、解除する意味がわかりません。

どれだけ説明してもわからず泣くばかり。

お母さんもオロオロするばかりで、時間だけが経過しどうしようも出来ない事があります。

 

実はドアガードも開ける方法があるのですが、防犯上お伝えする事は出来ません。

私も数度、この様な状態になっているお宅に行った事があり、ドアガードを開けています。

 

小さいお子さんはマネをすることから色々なことを覚えて行くので攻めるわけにも行きません。ご注意を。

 

強制執行の場合

強制執行などで、執行官と業者がマンションにくる場合があります。

その際は、中に人がいても簡単に中に入って行きます。

玄関に鍵が掛かっていても、簡単に壊しますし、ドアガードも簡単に切ったりします。

業者の中には鍵屋もいます。

執行官、業者共、非常に怖い人達です。

強制執行される側もそこそこ気合が入った人達ですが、国から許可をもらい、強制的に物品を売買できる人達です。

かなう訳ありません。

 

ドアガードも完璧ではないので、防犯には十分注意をして下さい。

玄関先で何かごそごそしているなと思えば、スマホからためらわず110番して下さい。

そして侵入してきそうであれば防衛して下さい。

 


7.サッシ(サッシュ)クレセントについて

 

特徴

  • サッシガラス引き戸の施錠をする
  • 半回転させ扉同士・扉と枠を施錠する

 

注意点

故障

最近のクレセントには、閉めたクレセントを開ける際に、軽くバチンと開くタイプの商品が使われています。

内部にバネを使用し、軽く鍵を開ける事が出来る様になっていますが、そのバネが良く壊れて鍵がスカスカ(上下に抵抗なく廻ってしまう)になる事があります。

 

取替

ドアクローザーの取り付けでもお話しましたが、同様でサッシの裏にクレセント用にバックバネルが入っている場合があります。

私も一度、確認しようと思いクレセントを取った時、バックパネルがポトンとサッシのガラス枠内で下まで落ちた経験があります。

そうなると本当に大変ですので、緩めて確認をしながら取り外して下さい。

 

小さいお子さんに注意を

先ほど玄関ドアガードでもお伝えしました、小さいお子さんには注意をして下さい。

洗濯物をバルコニーに干しに行っている間にクレセントを掛けてしまい、お母さんがバルコニーに取り残される事例がそこそこあります。

玄関前で取り残されても、管理員や、その他の人に(警察にも)連絡出来ますが、バルコニーに取り残されると、連絡のしようもない場合もあります。

玄関の鍵は閉まっている。バルコニー側の鍵も閉まっている。お隣に助けてもらっても(バルコニーの隔壁を壊しお隣に行く)どうしようもない状態になり、時間だけが経過します。

最善策としては、バルコニーに出る時だけ、サッシを少し開けておく、閉まりきらないな様にする事が大切(例)布団用洗濯はさみで扉の高い位置で挟む。部屋に入る際は、外すのを忘れずにして下さい。

室内のお子さんが、暑いくならない様に、寒くならない様にサッシを閉めきりにしする方は注意を。

こちらも開ける方法があるのですが、防犯上お伝えする事は出来ません。

また、ご主人・同居人に連絡出来る様にスマホは持っておいてほしいです。

 

最近、高層マンションで小さいお子さんがバルコニーから転落したニュースが流れていました。

謹んでお悔やみ申し上げます。

同様な事故は毎年おきます。

我が家は大丈夫と思わず、対策をお願いします。

 

子供はウロウロして、サッシの鍵を開けバルコニーに出たりします。

親御さんが部屋内にいない場合はもちろん、部屋内にいても、おしゃべりに夢中になったりすれば、自分に注意が向いていないのが分かると行動を始めます。

対策としては、サッシクレセントに鍵をかける(開かない様に鍵がついている)か補助錠を使うかです。

補助錠は大規模修繕工事でよく使われている物です。

 

通常は床面で使用する物ですが、上部に付ける事により子供の手の届かない場所で鍵をできる事になり、子供対策としては効果があるのではないかと思います。

 

火災になる場合や、室内でケガをする場合、気になる事は色々あるので、なるべくお子さんだけでのお留守番は避ける様にお願いしたいです。

 


次回は8.和室敷居についてからです。