今回からは、下記の内容で進めて行きたいと思います。

初めに 1.換気扇について(その1) からお話していきます。

 

  1. 換気扇について
  2. キッチンIHクッキングヒーターについて
  3. 洗濯機用蛇口について
  4. バルコニー水栓について
  5. ユニットバスについて
  6. 電気設備について

 

1.換気扇について (その1)


24時間換気

平成15年7月1日改正建築基準法にて、シックハウス症候群対策の為に、24時間換気が義務付けられました。

したがって、平成15年7月以降(確認申請を受けた)のマンション(全ての住宅)は24時間換気が付いています。

換気回数0.5回/h以上の(一時間に部屋の半分を換気する)システムが必要となります。

 

間違ってほしくないのが、2時間で部屋の空気がすべて入れ替わるのではなく、2時間で0.75%の空気が入れ替わります。

いわゆる希釈されるという事です。

 


壁面換気口

リビング等の壁面には換気口が付いていて、開け閉めする事で、外部から空気を取り込むスピードが変わります。

夏冬の冷暖房効率を考えると、閉めていいる方がいいですが、換気をメインで考えると、開けた方が外気が入り換気効率は上がります。

新築後、バルコニー側の換気口にフィルターを付ける方もいますが、フィルターの除去効率がどの程度かはわかりませんが、ゴミを取る量が多いほど換気効率は下がります。

密閉時間が多いと負圧(吸う空気が無くなる為)になり換気扇にとっていい事ではありません。かといって1~2年で壊れる事はありませんが、5年を超えると故障する場合もあります。

 

換気口を開ける

0.5回/h以上(一時間に部屋の半分を換気する)には外部から0.5回/h以上の空気を入れないといけない事なるので、密閉すると何処からか空気を取り込もうとするので、あらゆる隙間から空気を吸おうとします。

 


エアコン室内機用 排水ドレーン

バルコニー側の排水ドレーンに水分が残っている場合、「クチクチクチ」とエアコンから音が聞こえる場合があります。

 

対処法

ますは確認作業から、サッシガラス引き戸を開けるとエアコンから音鳴りが無くなる事を確認して下さい。

原因は、室内機用排水ドレーンに水が溜まっています。

排水ドレーン末端部分が反りかえり水が残っている場合、排水ドレーンの空気を室内側に引張ろうとして、残っている水分が引っ張られ、音がなる場合があります。

水分を取り退きましょう。

 


熱感・煙感感知器の配管等

こちらは天井からクチクチクチと感知器付近から聞こえる場合があります。

「感知器は電気的に動くのに、水分なんかないのにクチクチクチと音が鳴る事は無いのでは。」と思いますが、コンクリート内を配管が通り、配線が玄関扉外のインターホンまで配線がつながっています。

これは、火災等を知らせる火災警報器の役目もなしていて、躯体のコンクリートを作成する時に、CD管(コンクリート埋設専用)を鉄筋に這わせてから、コンクリートを流し込んで作っています。

 

したがって外部と各感知器の配管は外部とつながって、CD管(コンクリート埋設専用)内部が結露する為に水分がある状態になる事もあり、空気の入る場所が無い場合、天井配管から外部空気を吸う様になる事から「クチクチクチ」と音鳴りがする場合があります。

新築時には鳴らなくて、5年以上居住してから鳴る場合もあります。

間違っても、「上階の人が何か作業している」と決めつけないで下さい。まずは確認作業から。

 

対処方法

サッシガラス引き戸を開けると感知器周辺から音鳴りが無くなる事を確認して下さい。

天井の感知器周辺が鳴る場所はリビングだけとは限りません。洋室天井付近で鳴る場合もあります。

 

住戸玄関前インターホン部分の配管配線部分に、エアコン配管用シールパテ(粘土)を配管に詰めると音鳴りが止まる場合があります。

住戸玄関前インターホンを開けるには、簡単ですが傷つく可能性がある為に、業者にお願いした方がいいです。

壁面コンクリートからCD管(オレンジ色のビニール配管)が1~3本位出ていますので、エアコン配管用シールパテを埋めて行きましょう。

配管、配線があるので埋めるのは大変ですが頑張りましょう。

どのCD管が天井配管から来ているか分からないので、出ているCD管全てにエアコン配管用シールパテを入れましょう。

 


空気は「新しい空気」、「今まで室内にあった空気」の区別がつかないので、なるべく換気をして新しい空気を室内に取り入れた方が、人にも、建築材料にとっても良いことですので、換気しましょう。リフレッシュ出来るのでお勧めです。

しかし、住んでいる環境によっても変わります。

大型トラックが常時通る道沿いで、外気に排気ガスのススが舞っている場合は、反対側の窓を少し開ける等、少し工夫が必要かもしれません。

 

次回は1.換気扇について その2から