今回は、下水道設備 その2からお話させていただきます。
下水道設備 その1 はこちらから
各区分所有建物の下水方法➡マンション全体の下水方法➡各自治体の排水方法
1.各区分所有建物の下水方法
2.ディスポーザー
3.24時間ゴミを出す事ができるマンション
4.配管内に空気の流れ
3.24時間ゴミを出す事ができるマンション
24時間いつでもゴミ出しOKのマンションもあります。
マンションの設計段階で、ごみの回収を民間で回収するか、自治体のゴミ回収か、により変わります。
民間による毎日回収の場合、24時間ゴミが捨てられる事が可能になります。
ゴミ出しが毎日できるマンションは、生ごみを長期間置かなくても良い為、各居住部分で匂いの発生を抑えられます。
既存のマンションでも民間に変更できます(費用は発生しますが)
■ゴミ回収を民間に変更できる可能性あるマンション
1,居住棟から離れているゴミ置き場がある(ゴミ置き場の匂いがしない距離)
2,換気扇の匂い対策をする
3,各住戸の鍵で開けられる鍵(逆マスター機能)の鍵が設置できる
4,毎日清掃する
場合は変更できる場合があります。
費用はかかりますが。
ゴミは、生活していれば毎日出る物です。匂いはストレスの原因になりかねない問題です。
居住する上で一番重要になると言っても過言ではなく、生ごみの匂いの少ないマンションは理想ではないでしょうか。
4.配管内に空気の流れ
縦配管には、上部から下部に向けて、空気の流れがあります。
マンションの屋上に行かれた方はご存じだと思いますが、キノコの形(ベントキャップ)をした突起物が屋上に付いています。
各排水縦管に空気を送る為に設置されています。したがって、一部屋に3~4箇所〈トイレ・洗面所(お風呂・洗面台・洗濯機排水)・キッチン・〉※雨水管はベントキャップはついていません。屋上雨水を流しています。
空気の流れも同様に下部に誘導する為のものです。
しかし、匂いがする場合があります。
横引管(専有部分)通常使用していて、その後、長期住まなくなる場合等は、横引管が乾燥状態になる場合、配管自身が匂います。
また、縦管空気の流れが悪い、閉塞している場合は、空気の流れが縦管に流れて行かず帰ってくる原因ともなります。
マンション全体で雑排水管洗浄を、年1回行うマンションもあります。
雑排水管をなるべく綺麗に保ち、補修期間を延ばすことが出来る様に実地しています。
洗浄は、雑排水管に限ります。汚水(トイレ)は別となります。
賃貸マンション等は、排水を良く使用した後に、使用しない時期が長くなると、排水管自身が匂いを発生させる場合もあります。
特に洗面所・洗濯パンが臭う場合があります。
次回の水曜日は、マンション全体の下水方法から進めていきます。