今回は、各ガス設備についてお話させていただきます。

 

専用部分のガス設備には、給湯器・ガスコンロ(オーブン)・ガスコンセント等が使用されています。

以前も少しお話させていただきましたが、給湯器から進めて行きます。

 


給湯器

号数で表示され、16号20号24号と表記され販売されています。

目安として

16号 一人暮らし

20号 2~3人家族

24号 4人以上の家族

号とは

水温+25°が、一分間に24ℓ出せる機能が、24号となります。

16・20・24と言う数字は一分間に何ℓと言う事です。

業務用であれば、32号・50号までありますが、家庭用であれば上記数字までが一般的となります。

エコジョーズ(燃焼効率を上げた)・エコキュート(ガスで給湯と発電し蓄電池に貯める)

効率性を上げた、上記商品が出てきていますが、エコキュートの設置にはスペースと言う問題を解決出来れば、主流となれると思いますが、既存型から、交換する場合はエコジョーズが最善ではないでしょうか。

凍結防止ヒーター

給湯器は、電源が入っていると一定温度以下になると自己凍結防止機能が付いており、自分で温め始めます。

よく、家を空ける(引越・長期留守)をする場合、室内ブレーカーを切り、給湯器の電気を遮断される方がいらっしゃいますが、給湯器の車のラジエター見たいな羽根の内部が凍結で膨張し、破裂して水漏れを起こす事があります。給湯器から水漏れして初めて故障とわかります。

そうなれば、給湯器を交換しなければいけませんので、冬は給湯器の電源を付けたままの方が良いのではないでしょうか。

給湯器交換は、費用も高く(機能によりかわりますが)交換する事を考えると、電源を入れたままの方が、故障するよりは安く済みます。

 


ガスコンロ(オーブン)

最近、電気コンロが台頭してきていますが、まだまだガスが一般的に使用されています。

一番大切なのは、火災を起こさな事です。

地震であれば、身の安全を確保して、ガスレンジを止めて下さい。震度5以上では歩くのも困難な場合があるので消火器(A種 普通火災・B種 油火災・C種 電気火災 全てが使用可能消火器もあります)を必ず用意しておいて下さい。

消火器を準備しても使用の仕方が分からなければ使用出来ません。

居住者が50人を超えるマンションでは、消防訓練・避難訓練を年1回以上実施、飲食店が入っている複合型マンションでは年2回以上(していないマンションも多い)しなければいけない事になっています。

消防訓練の際に、消火器の使用方法の訓練が出来るので一度体験して下さい。

お子さんがいらっしゃれば、出席して訓練を受けてまらう様にしてください。

 

また、キッチン収納では、上部物入に割れ物を入れない。扉に鍵が掛かり落ちてこない(飛び出し防止等)工夫をしてキッチン内が足の踏み場が無い状態にしない様に工夫して下さい。

地震が余震と言う事も考えられます。その場合は、しばらく油で揚げ物のするのは控えた方が無難ではないでしょうか。

また、ガスマイコンメーター側でも、震度5以上を感知するれば、自動的に止まりますが、お宅の被害が無くても、ガスレンジは必ず「止」状態にして下さい。


ガスコンセント

キッチン・リビング・和室等にガス用コンセントが設置されている場合があります。

よく冬場、暖房としてガスファンヒーターをご使用されているお宅がありますが、ガスには湿気が含まれ、部屋全体は温かいですが、リビングに入った時点で「あーこのお家はガス暖房ですね。」とわかります。

ある程度の湿気があるのはいいのですが、あまり湿気が多いと、フローリング等に湿気が入り込み、フローリングが伸びる事があります。

ガスファンヒーターの温風吹き出し口は下部に付いており、フローング直に置くと温風の吹き出し周辺に湿気が入り込み、フローリング等が伸びて浮く事があります。

ガスコンセント用ガスコンロ

ガスコンセントを利用して食卓に単独のガスコンロを利用される方もいらっしゃります。

壁面からガス栓を伸ばして使用する事もあり、普段と同じ行動で歩くと、足で引っかける事があります。

テーブルに置いたガスコンロがひっくり返る事もあるので注意が必要です。


次回は、テレビ設備からお話させていただきます。